静かな街・西池袋を歩いてみる

池袋駅周辺を町名表記で見てみますと、東口はほぼ「東池袋」と「南池袋」に二分されています。

西口はおおむね「西池袋」で、やや北にずれた位置に「池袋」があります。

西口の繁華な一帯は、駅の真正面から、この北方向の「池袋」へ向うエリアに広がっています。

では、西口の南半分はどうなのかといえば、これが世界第二の大ターミナルにふさわしからぬ静かな一帯になっているのです。

もっとも有名なのが少し直進したあと南へ斜めに折れた位置にキャンパスを持つ立教大学でしょう。

この斜めの通りは立教通りと呼ばれて、典型的な学生街と化しています。

こんな大ターミナルに全学キャンバスを持つメジャー大学は全国どこを見渡しても存在しません。

立教大まで直進せずに、駅からすぐ南に折れると、東京芸術劇場です。

あえていえば、この大きな建物が早くも「池袋繁華街」の打ち止めになっています。

ここを超えると、まったく静かな住宅街です。

ほんの100メートル先、池袋警察署と消防署のあたりまで行くと、商店すらほとんど見当たりません。

こころなしか自販機すら少なくなっているぐらいです。

この先、「池袋二丁目」は、かつて西武線の上り屋敷駅があったところで、町内会はいまも上り屋敷町内会と名乗っています。

もはや雰囲気はどっぷりと目白に近く、事実、西武線の線路を越えてしまえばすぐに目白庭園です。

東武百貨店という日本有数の巨大デパートを擁しながら、西池袋はそこから僅か二百メートルでふっつりと静寂の空間に入ってしまう不思議な街でもあります。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる